夏は肌の露出の多い服を着る機会が増えます。それによって自然と胸の大きさというのも気になってくるのではないでしょうか。豊胸をする前までは私は夏に服を着るのがとてもおっくうでした。何となく、自然と胸の露出が少ない服を選ぶようになっていました。これは無意識のうちにそうしていたようです。
胸を強調するような服を着たり、胸の谷間が見えるようなドレスで外出をしたりすることはできませんでした。それはやはり自分には胸に対するこだわりがあったからなんだと思います。銀幕のスターにずっと憧れてきた自分にとっては胸を見せる服というのはそれなりに覚悟が必要だったのです。ひょっとしたら、私の胸はそんなに他の人と変わらなかったのかもしれません。普通サイズだったということもいえます。豊胸をそれほど真剣に考えることもなかったということも考えられます。
豊胸を考えないということはもっともです。しかし、それでも、自分にとってみれば、それは納得のいかないことでもありました。今から思えば、自分で自分のハードルを高くしていたと言っても良いでしょう。それもそのはずです。だって、子どもの頃からずっとハリウッド映画の出てくるような女優さんに憧れ、それを目標としていたわけですから。仕方がないと言えば仕方がないでしょう。そのために、豊胸に対する憧れというものもどんどん強くなっていったという面もあります。逆にそれが自分にとっては良かったのかもしれません。
夏は肌の露出の多い服を機会が増えます。それによって、女性の胸というのも形が比較的表に出やすくなるといえるでしょう。そうなると、やはり胸を自分の理想に近くしたいと思うようになるものなのです。夏になるたびに私はいつも自分の胸を確認し、どのぐらい大きくしたいか、とかどういう形にするのが自分にとってぴったりなのかとか、そういうことを考えて行動していました。豊胸への憧れも日増しに高まっていきます。
そういことをいろいろと考えなくてはならないので、夏という季節が苦手だったのかもしれません。その点、冬はそういったことをあまり考えなくてもすみました。だから、気分が楽だったのです。服を着込むことによって、胸の大きさをカバーすることができました。それでも、やはり豊胸に対する憧れの気持ちは変わりませんでした。