なぜ豊胸をしようと思ったのかというと、胸をもっと大きくすることが子どもの頃からの夢だったからです。女性だったら誰しもが美しくて大きな胸に憧れるのではないでしょうか。私は子どもの頃にすでにそういうことをずっと思っていました。映画が好きで、良く父に連れられて映画を見に行っていたのですが、特に洋画では銀幕の向こうの世界の女優さんたちはとても色気があって魅力的でした。ドレスの谷間を見るたびに、私もいつかあんな風な大きな胸になりたいなとずっと憧れていたのです。
豊胸というのはそういう私たちの夢でもあるわけです。子どもの頃からそういった夢を持った女性というのは、実はたくさんいるみたいです。私も大学に入って、良くそういう話を周りの人たちとしていました。最初のうちは、あまりそういう話は出なかったのですが、私が何となく、自分の胸を大きくしたいというような話をちらっとした時に、実は私も、というように話が弾んだことを今でも良く覚えています。そしてそういう話をするようになると、人間というのは不思議なもので、一気に距離が縮まり、お互いにいろいろな話をするようになってきました。
豊胸とは、その字のごとく、胸を豊かにすることです。それが自分にとってどのようなことであるかということは、子どもの頃はまだよくわかっていなかったように思います。ただ、漠然と、映画を見るたびに、銀幕のスターたちの胸に憧れ、大きくなれば、きっと自分もあのスターと同じような胸になるのではないかって思っていました。ところが、当然のことながら、大きくなってもいっこうに私の胸は豊かにならなかったのです。
それなりに胸はあったものの、銀幕のスターには遠く及ばないことは良くわかっていました。それにはどうしたらいいのかということが関心事でもあったわけです。私はそれから自分なりにいろいろと工夫したつもりでしたが、なかなか自分の思った通りにはなりません。やはり、それはとても難しいことだと言うことがわかったのです。それによって、豊胸というものにだんだんと興味を持つようになっていったというわけです。
豊胸というのは私たち女性にとっては夢のようなことだと思っています。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、豊胸によって、人生が大きく変わるのではないか、当時の私はそんなことまで考えていました。そして、それは実際にその通りになってきたと思っています。そういうことが私の豊胸に対する興味をますます高めていったのです。